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不動産売却の「仲介」と「買取」どっちが得?広島市の事例で比較解説!

不動産を売却する際、「仲介」と「買取」という2つの主要な方法があることをご存知でしょうか?どちらも不動産会社を通じて行う売却方法ですが、仕組みや特徴が大きく異なり、どちらがより「得」であるかは、売主の状況や物件の特性によって変わります。
株式会社ASULANDでは、広島市での豊富な売却実績を通じて、お客様一人ひとりの状況に最適な売却方法をご提案しています。本記事では、「仲介」と「買取」の仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説し、広島市の具体的な事例を交えながら、どのような場合にどちらの方法を選ぶべきかを徹底的に比較検討します。
目次
- 1. 不動産売却「仲介」の仕組みと特徴
- 2. 不動産売却「買取」の仕組みと特徴
- 3. 広島市の事例で見る価格差の実態
- 4. 状況別の最適な選択方法
- 5. 売却成功のためのポイントと注意点
- 6. まとめ
不動産売却「仲介」の仕組みと特徴
「仲介」とは、不動産会社が売主から売却依頼を受け、買主を探して売買契約の成立を支援する方法です。不動産会社は売主と買主の間に立ち、広告宣伝活動から契約手続きまでをサポートします。
媒介契約の種類と特徴
仲介を依頼する際は、不動産会社と「媒介契約」を締結します。この契約には3つの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
| 契約種類 | 依頼可能社数 | 自己発見取引 | 報告義務 | レインズ登録 |
|---|---|---|---|---|
| 一般媒介契約 | 複数社可能 | 可能 | なし | 任意 |
| 専任媒介契約 | 1社のみ | 可能 | 2週間に1回以上 | 義務(7日以内) |
| 専属専任媒介契約 | 1社のみ | 不可 | 1週間に1回以上 | 義務(5日以内) |
一般媒介契約は複数の不動産会社に同時に依頼できるため、より多くの買主候補にアプローチできる可能性があります。一方、専任系の契約は1社に集中して依頼するため、不動産会社がより積極的な販売活動を行う傾向があります。
仲介のメリット
市場価格での売却が期待できる 仲介の最大のメリットは、物件の相場価格に近い、またはそれ以上の価格での売却が可能であることです。一般の市場から広く買主を探すため、「高く売りたい」という希望がある場合に最適な方法です。
時間をかけた売却活動 希望価格での売却を目指すため、時間をかけて最適な買い手を探すことができます。急いで売る必要がない場合は、じっくりと良い条件の買主を待つことが可能です。
多様な販売チャネルの活用 不動産ポータルサイト、チラシ、看板など、様々な広告媒体を活用して買主を探すため、より多くの人の目に触れる機会があります。
仲介のデメリット
売却に時間がかかる 一般市場から買主を探すため、売却完了までには通常3~5ヶ月程度の期間を要します。物件の条件や市場状況によっては、半年以上かかることも珍しくありません。
仲介手数料の発生 売買契約が成立した際に、不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。売買価格が400万円以上の場合、「売買価格の3%+6万円+消費税」が上限となります。
契約不適合責任のリスク 売主は買主に対して、売却後に物件の不具合が見つかった場合の契約不適合責任を負う可能性があります。法定では1年間(民法566条)とされていますが、売主が個人の場合は特約により引き渡し後3ヶ月程度に短縮されることが一般的です。
内覧対応や準備の手間 購入検討者の内覧対応や、物件の清掃・整理整頓が必要になります。印象を良くするためのリフォームやクリーニング費用が発生する場合もあります。
✓ ポイント:仲介は時間と手間がかかりますが、市場価格での売却が期待できるため、売却価格を最重視する方に適した方法です。特に立地が良く、状態の良い物件ほど仲介のメリットを活かしやすくなります。
不動産売却「買取」の仕組みと特徴
「買取」とは、不動産会社が売主の不動産を直接買い取る方法です。不動産会社自身が買主となるため、買主を探す手間がかからず、迅速な取引が可能になります。
買取のメリット
スピーディな現金化 買取の最大のメリットは、売却完了までの期間が短いことです。買主を探す必要がないため、約1ヶ月、早ければ2週間ほどで代金決済まで完了することも可能です。
仲介手数料が不要 不動産会社が直接買主となるため、仲介には当たらず、仲介手数料は一切かかりません。これにより、数十万円から数百万円の手数料を節約できます。
契約不適合責任の免責 買主がプロである不動産会社のため、売却後に建物の不具合や土地の問題が見つかっても、原則として売主が責任を負う必要がありません。売却後のトラブルや賠償請求の不安を抱えずに済みます。
現状のまま売却可能 不動産会社は買い取った物件をリフォーム・リノベーションして再販することを前提とするため、内覧のための清掃や簡易リフォームを行う必要がありません。
プライバシーの保護 広告活動が行われず、内覧者が訪問することもないため、近隣住民に不動産の売却を知られることなく取引を進めることができます。
確実な売却 不動産会社が直接買い取るため、買主が見つからないというリスクがありません。計画的に売却を進めることが可能です。
買取のデメリット
売却価格が安くなる 買取の最大のデメリットは、物件の市場価格よりも売却価格が安くなってしまうことです。不動産会社は買い取った物件を転売することで利益を得るため、リフォーム費用や諸経費、転売リスクを考慮して、買取価格を低めに設定する必要があります。
価格交渉の余地が限定的 買取価格は不動産会社の査定により決定されるため、売主側からの価格交渉の余地が限られています。
買取対応業者が限定的 すべての不動産会社が買取を行っているわけではないため、買取を依頼できる業者が限定される場合があります。
✓ ポイント:買取は売却価格は下がりますが、スピードと確実性が大きなメリットです。急いで現金化したい場合や、売却に手間をかけたくない場合に最適な選択肢となります。
広島市の事例で見る価格差の実態
広島市における仲介と買取の価格差について、具体的な事例を見てみましょう。
価格差の実際
広島市で不動産を売却する場合、「仲介」では市場価格程度での売却が期待できる一方、「買取」では市場価格の約7割程度になることが多いとされています。
事例:広島市中区のマンション(築15年、3LDK)
| 売却方法 | 想定売却価格 | 仲介手数料 | 手取り額 | 売却期間 |
|---|---|---|---|---|
| 仲介 | 3,000万円 | 約105万円 | 約2,895万円 | 3~6ヶ月 |
| 買取 | 2,100万円 | 0円 | 2,100万円 | 2週間~1ヶ月 |
この事例では、仲介の方が手取り額で約795万円多くなりますが、売却完了まで最低でも3ヶ月は必要になります。
地域特性を考慮した判断
広島市の不動産市場は以下のような特徴があります:
中心部(中区・南区) 交通利便性が高く、需要が安定しているため、仲介での売却が有利になりやすいエリアです。
郊外エリア(安佐南区・安佐北区等) 買主を見つけるのに時間がかかる場合があり、急いで売却したい場合は買取も有効な選択肢になります。
築年数の影響 築20年を超える物件や、築古物件の場合、仲介で買主を見つけるのに時間がかかるため、買取の方が現実的な場合があります。
✓ ポイント:広島市では立地や物件の状態により、仲介と買取の適性が大きく変わります。中心部の新しい物件ほど仲介が有利で、郊外の築古物件ほど買取の方が現実的な選択肢となる傾向があります。
状況別の最適な選択方法
どちらの売却方法を選ぶべきかは、売主の状況や物件の特性によって判断が分かれます。以下の判断基準を参考にしてください。
仲介がおすすめのケース
高値売却を最優先にしたい場合 少しでも高値で売却し、手元に残る金額を最大化したい場合は、仲介が最善の選択肢です。
時間的余裕がある場合 売却を急ぐ必要がなく、半年や1年といった期間をかけても問題ない場合は、仲介で希望価格での売却をじっくり目指せます。
好立地・好条件の物件 - 駅徒歩10分以内 - 築15年以内 - 人気エリア(広島市中心部等) - リフォーム済み
これらの条件を満たす物件は一般の買主からの需要が高いため、仲介で高値売却が期待できます。
売却準備に協力できる場合 内覧対応や物件の清掃・整理整頓などの売却準備に時間や労力を割くことができる場合は、仲介を選択できます。
買取がおすすめのケース
早急な現金化が必要な場合 以下のような明確な期限がある場合は、買取が圧倒的に有利です: - 転勤による急な引っ越し - 離婚に伴う財産分与 - 相続税の納税資金調達 - 事業資金の調達
売却困難な物件 - 築30年以上の古い物件 - 立地条件が悪い物件 - 再建築不可物件 - 事故物件などの心理的瑕疵がある物件
これらの物件は一般市場で買い手がつきにくいため、買取業者の方がスムーズに売却できます。
プライバシーを重視する場合 売却の事実を近隣住民や周囲に知られたくない場合、広告活動が行われない買取はプライバシー保護の観点から有利です。
売却後の責任を負いたくない場合 売却後に物件の不具合による責任を負うリスクを避けたい場合は、契約不適合責任が免責される買取が適しています。
仲介で売却できなかった場合 仲介で長期間売れ残ってしまった物件でも、買取であればスムーズに売却できる可能性があります。
買取保証サービスという選択肢
買取保証サービスは、一定期間は仲介で高値売却を目指し、もし売れなかった場合に不動産会社が事前に決めた価格で買い取るサービスです。
このサービスのメリット: - 高値売却のチャンスを追求できる - 売れ残りのリスクを回避できる - 売却時期の予測が立てやすい
広島市でも多くの不動産会社がこのサービスを提供しているため、仲介と買取で迷っている場合は検討してみる価値があります。
✓ ポイント:最適な売却方法の選択は、「時間」「価格」「手間」のどれを最優先するかで決まります。これらの優先順位を明確にした上で、物件の特性と合わせて判断することが重要です。
売却成功のためのポイントと注意点

仲介と買取のどちらを選ぶにしても、不動産売却を成功させるためには以下のポイントを押さえておくことが重要です。
事前準備の重要性
相場の把握 売却方法を検討する前に、ご自身の不動産の相場価格を把握することが重要です。以下の方法で調べることができます: - 国土交通省の「土地総合情報システム」 - 国税庁の路線価(公示地価の約8割) - 不動産ポータルサイトの類似物件情報
複数社への査定依頼 査定価格は不動産会社によって異なるため、必ず複数社に依頼し、提示された価格と査定の根拠を比較検討しましょう。
信頼できる不動産会社の選び方
地域密着型と大手のバランス 広島市に精通した地域密着型の不動産会社と、全国ネットワークを持つ大手不動産会社の両方から査定を取ることをお勧めします。
実績と専門性の確認 - 広島市での売却実績 - 買取の取り扱い経験 - 担当者の知識レベル - アフターフォローの充実度
口コミと評判のチェック インターネットの口コミサイトや、実際に利用した知人からの情報を参考にして、信頼できる会社を選びましょう。
注意すべきポイント
不適切な提案への注意 仲介業者の中には、売却前にリフォームや解体を勧めてくる場合がありますが、これらの費用は売主負担となる上、かけた費用以上に高値で売却できる保証はありません。
仲介手数料の重複請求に注意 仲介で売れない物件について、仲介業者が別の買取業者を斡旋してくるケースで、買取にもかかわらず仲介手数料が発生することがあります。買取は本来仲介手数料が不要なため、直接買取業者に依頼するようにしましょう。
住宅ローンの完済準備 売却時に住宅ローンを全額返済し、抵当権を抹消する必要があります。買取価格がローン残債を下回る場合は、自己資金で補う必要があるので、事前の確認が必須です。
売却タイミングの考慮
市場動向の把握 不動産市場は季節や経済情勢により変動します。一般的に、転勤シーズンの2~3月、9~10月は需要が高まりやすい傾向があります。
税制上の考慮 - 居住用財産の3,000万円特別控除 - 所有期間による譲渡税率の違い(5年超で税率が下がる) - 買い替え特例の活用
これらの税制上の優遇措置を活用できるタイミングを考慮することで、手取り額を最大化できます。
✓ ポイント:不動産売却の成功は、適切な準備と信頼できるパートナー選びから始まります。特に広島市では地域特性を理解した不動産会社との連携が成功の鍵となります。
まとめ
不動産売却における「仲介」と「買取」は、それぞれに明確な特徴があり、どちらが「得」であるかは売主の状況や物件の特性によって大きく異なります。
仲介は「高く売りたい」方に最適で、市場価格での売却が期待できますが、時間と手間がかかります。一方、買取は「早く・確実に売りたい」方に最適で、スピーディな現金化が可能ですが、売却価格は市場価格より低くなります。
広島市の事例で示した通り、買取は市場価格の約7割程度となることが多いため、この価格差を十分に理解した上で選択することが重要です。
株式会社ASULANDでは、広島市での豊富な実績をもとに、お客様の状況に最も適した売却方法をご提案いたします。まずは複数の不動産会社に査定を依頼し、仲介と買取の両方の価格を把握することから始めましょう。
どちらの方法を選ぶにせよ、信頼できる不動産会社とのパートナーシップが売却成功の鍵となります。疑問や要望があれば遠慮なく相談し、納得のいく売却を実現していただければと思います。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の売却に関するアドバイスではありません。具体的な売却判断については、必ず専門家にご相談ください。
監修者情報
株式会社ASULAND
代表取締役 伊茂治 直毅
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